『はこパンフェスvol.2』
無事に終了しました!
また来年お会いしましょう🐼
2025.03.23
明治時代~戦前まで箱崎で作られていた綿織物「箱崎縞(はこざきしま)」をご存知でしょうか?
その生地の使い心地は抜群で、当時から布巾や布団カバー、 庶民の暮らしに欠かせない織物だったそうです。
しかし戦争を機に途絶えてしまいその存在は幻に・・・
ー時は流れ、2021年、私の夫である尾畑圭祐(香蘭女子短期大学准教授)の 手によって復刻され、また日の目を見ることになりました。
前職でパンの素晴らしさを伝える仕事をしていた私は、 今度は箱崎縞を伝える役割を担うことになりました。 織物に関わる中でいろんな職人さんと出会い、 何かを生み出す苦労や思いは同じだということに気づきました。
箱崎の生活に根ざし町の人に愛用されていた箱崎縞と、毎日の生活の糧であるパン。 食べるパンはもちろん、パンと相性のよい珈琲やジャムの販売、 箱崎縞をはじめとした久留米絣、博多織、小倉織、筑後織など福岡で生まれた織物のご紹介、 織物体験などを予定しています。
身近なパンを通して、かつて存在した箱崎縞に思いを馳せ、 新たに復刻した箱崎縞や福岡の織物文化を知ってもらうきっかけになれば幸いです。 (メゾンはこしま店主・林舞)
◎メゾンはこしま店主 林舞について
1983年福岡県北九州市生まれ。イラストレーターパン愛好家。 パン好きが高じて京都に移り住み、 2006年パンにまつわるフリーペーパー『ぱんとたまねぎ』発酵(=発行)と共に活動開始。 2021年福岡市博多区にテキスタイルメーカーMaison HAKOSHIMA開店。 著書『パン語辞典第二版』『世界のかわいいパン』など。